PowerAppsのSubmitForm関数を使うコツ!バリデーションも解説

PowerAppsを活用していると、データの送信処理を簡単に行いたい場面が多くあります。

その際に便利なのがSubmitForm関数です。

本記事では、SubmitForm関数の基本的な使い方や、活用方法について分かりやすく解説します。

目次

SubmitForm関数とは?

SubmitForm関数は、PowerAppsのフォーム(Form)に入力されたデータをデータソースに送信するための関数です。

この関数を使用すると、データの追加・更新が簡単に行えるため、フォームを使ったアプリの開発がスムーズになります。

SubmitForm関数の基本的な使い方

STEP
フォームを作成する
  • PowerAppsの「挿入」メニューから、編集フォーム(Edit Form)を追加します。
  • プロパティの「DataSource」に接続するデータソースを指定します。
cleate_form
STEP
フォームをモードに応じて設定する
  • 新規作成(NewForm): 新しいレコードを追加する際に使用します。
  • 編集(EditForm): 既存のレコードを更新する際に使用します。
  • 表示(ViewForm): レコードの詳細を表示する際に使用します。
form_mode
STEP
ボタンにSubmitForm関数を設定する
  • 「挿入」メニューからボタンを追加します。
  • ボタンの「OnSelect」プロパティにSubmitForm(FormName)を設定します。
submitform
STEP
SubmitForm(FormName)

こうすることで、ボタンをクリックするとフォーム内のデータが送信されます。

SubmitForm関数を使う際の注意点

1. フォームの検証(Validation)

SubmitForm関数を実行する前に、入力データが適切かどうかを確認することが重要です。

PowerAppsのフォームにはデフォルトでバリデーション機能が備わっており、必須項目が未入力の場合などはエラーメッセージが表示されます。

2. エラーハンドリング

SubmitForm関数が失敗する可能性も考慮して、エラーハンドリングを行いましょう。

例えば、OnFailureプロパティにエラー処理を設定できます。

If(
    Form1.ErrorKind = ErrorKind.Validation,
    Notify("入力エラーがあります", NotificationType.Error) // 通知
)

また、OnSuccessプロパティを使って送信成功後の処理を記述することも可能です。

Notify("データが正常に送信されました", NotificationType.Success)

3. データソースの権限

SubmitForm関数を実行するためには、適切なデータソースへのアクセス権が必要です。

特にSharePointリストやDataverseなどを使用する場合は、権限設定を確認しましょう。

まとめ

PowerAppsのSubmitForm関数を活用すると、データの送信処理を簡単に実装できます。

基本的な使い方として、フォームを作成し、適切なモードで動作させ、ボタンのOnSelectプロパティにSubmitForm(FormName)を設定するだけで動作します。

また、エラーハンドリングや入力検証を考慮することで、より安全で使いやすいアプリを作成できます。

PowerAppsを使って効率的な業務アプリを開発する際に、ぜひ活用してみてください!

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