【要約】嫌われる勇気/岸見一郎、古賀史健 アドラー心理学に学ぶ

自己啓発

どうも、ちょびブログのちょびです

今回紹介する本は「嫌われる勇気」です。


日本で200万部以上売れている大ベストセラーの自己啓発本

心理学者であるアルフレッド・アドラーの教えを基に

「誰もが幸福になれる心理学」として書かれている本です。


アドラーはフロイト、ユングに並び、心理学の三大巨塔の1人と称される

世界的に有名なオーストリア出身の心理学者です。


この本は、アドラーの思想を追求して実践している「哲人」と、

いまに漠然とした不安を抱えている「青年」との対話形式で、

わかりやすく噛み砕いて「アドラー心理学」について説明されています。


本書は心理学をベースにしていますが

根本的には「幸福に生きるための考え方」について書かれています。


本書のポイントは

「人は変われる」

「世界はシンプルである」

「誰もが幸福になれる」

この3つだけです

むしろそれ以外のことは書かれていません笑

では、それぞれについて解説していきます。

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著者


この本は哲学者である岸見一郎さんと、ライターの古賀史健さんの共著で作られています。

岸見一郎/哲学者

高校生の頃から哲学を志し、ギリシア哲学を専門としていました。


大学進学後はたびたび先生の自宅に押しかけて議論をふっかけていたそうです。


1989年からアドラー心理学を研究し始め、古代哲学などの執筆や講演活動や、精神科医院などでカウンセラーとしても活躍されています。


古賀史健/フリーランスライター

書籍のライティングが専門。


ビジネス書やノンフィクションで数多くのベストセラーを手がけている。


何年にもわたり、岸見一郎氏を訪ね、アドラー心理学の本質について聞きだし、
本書ではソクラテスとプラトンのような古典的な手法である「対話篇」として落とし込んだ。

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人は変われる


「変わりたいけど、変われない」

そう言う人はたくさんいますが、変わるためにはまずはアドラー心理学の考え方を知ってみましょう。

原因論を否定する、人は目的論で行動する

アドラー心理学では、「トラウマは存在しない」と宣言しています。


それはなぜか?


たとえば…

何年も自室にこもる男性がいて、

外に出たいと願っていたし、仕事を持ちたいとも考えていた

「いまの自分を変えたい」と思っているけど

部屋の外に出ることが恐ろしく、一歩外に出るだけで動悸が起きて手足が震えてしまうほどだった

変わりたくても、変われないことを悩んでいる

こんな人がいたとします。


彼は過去に何かしらのトラウマなどの原因をもっていて、

その結果、彼は外に出られなくなったのかもしれませんが

それをアドラー心理学では「原因論」と呼んでいます。


一方で、彼は「外に出ない」という目的が先にあって

その目的を達成するために不安や恐怖といった感情をこしらえている

こういった考え方をアドラー心理学では「目的論」と呼びます。


とても理解しづらい考え方かもしれませんが

アドラー心理学では、すべての人は「目的論」で行動しているといいます。


彼が外に出ないことで親が心配してくれたり、腫物のように丁寧に扱ってくれるし注目してくれる

もし外に出てしまったら誰からも注目されることはなくなるし、

誰も大切に扱ってくれなくなってしまう

そんな状況を避けるために彼は「外に出ない」ことを目的としていて、それを成就しているのです。


もちろん彼にも不満はあると思います

しかし目的に沿った行動をとっているのです。

「変わらない」という決心

いまの状態を不幸だと、不満を感じている人も

なにかしらの目的に沿って生きています。


望んで不幸になったではないでしょうが

目的論でいうとそれはあなた自身が選んで不幸になっているのです。


幸福になるため、幸せを実感するためには「このまま」でいいはずがありません

不幸であるいまの状態から前に進むためにはあなたが変わらなくてはいけません。


今のままでいい、このままの私でいられることのほうが楽であり、

安心を感じるとしても不満はあります

しかし、人は変わることで生まれる「不安」よりも

変わらないことで生まれる「不満」の方が受け入れやすく

人はつねに「変わらない」と決心をしてしまっているのです。


ちなみに以前書いた記事にも似たような内容がありました。


人が「変わりたい」と思っても変われない、できないのは

「与えられたものはなにか」ということばかり考えてしまうためで、

「与えられたものをどう使うか」と考えると前に進むことができます。


「人は変われる」という考えを前提にもつと必然的に目的論になり、

いまを生きることができるようになります。

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世界はシンプルである


アドラー心理学では、世界はシンプルで、人生もまたシンプルだといいます

世界がどうであれ、他者がどうであれ、

あなたがどうあるかで世界はとてもシンプルなものになります。

すべての悩みは対人関係

アドラーは「人の悩みは、すべて対人関係である」と断言しています。


もしも仮にこの世界から対人関係がなくなれば、世の中から自分以外の他者がいなくなってしまえば

あらゆる悩みはなくなるとまで言っています。


もちろん対人関係を消し去ってしまうことは絶対にできません

でも、個人だけで完結する悩みというものは存在しません

どんな種類の悩みであれ、そこには必ず他者との対人関係があります。


それは例えば、お金の悩みでもそうです

お金の価値を決めているのは誰でしょう?

人々が「これは1万円」と価値を判断していることでそのお金には1万円の価値があることになります

ダイヤモンドだって「これは高価な物」という人々との共通した感覚があるからその価値が成立しているのです。


このように、悩みというのは元を辿っていくと必ずなにかしらの対人関係に触れることになります。

承認欲求を否定する

アドラー心理学では承認欲求を明確に否定しています。


アドラーは承認欲求は賞罰教育の影響だと言います

賞罰教育とは、「適切な行動をとればほめてもらえ、不適切な行動をとれば罰せられる」というもので

一見当たり前な考え方だと思いますが、

この教育では「人が他者の期待を満たすために生きている」ということになってしまいます。


ユダヤの教えで

「自分が自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分の人生を生きてくれるのだろうか」というものがあります

あなたはあなたの人生を生きています、誰かのために生きているのかと聞かれれば自分のために生きているのです。


他者の期待など満たす必要はない、

承認されることを願うあまり、

他者が抱いた「こんな人であってほしい」という期待になぞって生きる必要はないのです。

課題の分離

課題の分離とは、「これは誰の課題なのか?」という観点から考える方法です。


たとえば…

勉強しない子どもがいて、

その子は授業も聞かず、宿題もやらないし、教科書も持ってこないような子です

そんな子に勉強させたいけど、してくれない状況に親は困っている。


これを課題の分離で考えると、子どもが勉強するのか、友達と遊びに行くのか

それを決めるのはその子供なので勉強することは「子どもの課題」となり、

親の課題ではありません。


子どもの代わりに勉強してあげても意味がないし、

勉強しないことに対して「勉強しなさい」と命じることは

他者の課題に対して土足で踏み込んでしまうような行為です

これではお互いに衝突してしまうことなります。


「これは誰の課題なのか?」という視点を持ち、

自分の課題と、他者の課題をしっかりと分離して考える必要があります

そして、他者の課題には絶対に踏み込まないこと。


あらゆる対人関係のトラブルは他者の課題に踏み込むことで引き起こされます。


じゃあその課題の分離の方法はどうやったらいいか?


それは

「その選択によってもたらされる結末を、最終的に誰が引き受けることになるか」

と考えることでわかります。


子どもが勉強しない選択をした場合、その選択の結末は

「授業についていけなくなる、希望の進路に進めない」といったわようなかりやすい結果になると思います

最終的にその結末を引き受けるのはその子どもになるのです。


すなわち勉強は「子どもの課題」ということです

でも、「これは子どもの課題だから私はなにもしない」というわけではありません

親は子どもが何をしているのかを知った上で見守ります

つまり、勉強はあなたの課題であると伝えた上で、

本人が勉強したいと思ったらいつでもサポートできる状態を作ることです

でも他者の課題には踏み込まないように、あれこれと口出しはしません。


イギリスのことわざで

「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」

というものがあります。


これは結局のところ、本人の意向を無視して「変わること」を強要しても反発がくるだけです

自分を変えることができるのは、自分だけなのです。

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誰もが幸福になれる


人は変わることもできれば、いますぐにでも幸福になることができます。

では幸福とは一体なんなのでしょうか?

幸福とは「貢献感」

アドラー心理学では幸福をとてもシンプルに捉えています

それはあなた自身が「私は他者の役に立てている、貢献できている」と思えることです。


すごくシンプルですが、

これは承認欲求を否定した他者の人生を生きない考え方と、

課題の分離ができている状態でこそ意味があります。


つまり、「幸福とは貢献感」であるということです。


自分が貢献が役立っているかどうかを判断するのは他者の課題であって、

あなたが踏み込めるものではありません

「わたしは役に立っている」という主観的な感覚、つまり「貢献感」を持つことなのです。


あなたが「誰かの役に立っている」と思えた瞬間からあなたは幸福を感じることができるのです。

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さいごに


いかがだったでしょうか?

正直、今回記事にした内容は本書の半分にも満たないくらいです。


有益なことが多すぎて掻い摘んで書くのがとても大変でしたし

いつもなら本は2日くらいで読み切るのですが、

内容が面白すぎて結局全部をじっくりと読み進めてしまいました笑


いままで抱えてきたような悩みが軽くなる、課題を分離する、

これは人生のバイブルにもなり得る本だなぁと思います。

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