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あなたの人生を後悔しない生き方

どうも、ちょびブログのちょびです

今回はオーストラリアで女性介護士をされているブロニーウェアさんが書かれた

死ぬ瞬間の5つの後悔という本を紹介します。


介護士であるブロニーさんは

その仕事の中でたくさんの人の最期を看取ってきました。


患者さんは死ぬ間際に

「人生もっとこうしておけばよかった」と著者に対して語りました

その語った内容をまとめて、エピソードにしたのがこの本です。


人はいつか死にます、でもそれがいつなのかは誰にもわかりません

この本に書かれているような後悔をすることになるかもしれません。


それではいきましょう!

5つの後悔


あなたにもいつか必ず訪れる死について考えることで

生きている今を充実させることができるかもしれません。

自分に正直な人生を生きればよかった


ブロニーが担当した患者にグレースという女性がいました。


グレースは50年以上の結婚生活で、ずっと夫に対して我慢しながら生きてきました。


その夫は暴力で家族を支配するようなDV夫で、グレースはそれに逆らうことができず、

ずーっと長い間、夫に従って生きる生活をしてきました。


そんな辛い日々を我慢し続け、ついに夫が終身の老人ホームに入ることになります

家族はみんなほっとし、グレースはやっと解放された…!という気持ちでいっぱいでした

ついにグレースは夢憧れてきた自由を手に入れたのです。


夫から離れてようやく新しい生活が始まったばかりのある日、

グレースの体調が急変しました

医師の診断によると不治の病だと、先は長くないという残酷なものでした。


1ヶ月ほど経つとグレースは寝たきりの状態になり

夢見てきた生活はもう実現できないものになってしまいました

遅すぎた。この事実がグレースを苦しめました。


「私はどうしてやりたいことをやらなかったのだろう」

「どうして強くなれなかったのだろう」

彼女は自分に腹を立て、ずっと自問を続けていました。


そしてグレースは最期の日、ブロニーにこう言いました

「自分に正直に生きてちょうだい、他人にどう思われるかなんて気にしないで。」


自分の人生はいつ終わるかわからない。


ならば、いつ死んでもいいように「いま」やりたいことを最優先で「いますぐ」やる

どんなことも、できるチャンスはいましかない

そのために他人の目なんか気にしてる場合じゃない、

譲れないものがあるならいますぐやりましょう。

働きすぎなければよかった


ブロニーは、もうすぐ90歳になるジョンとともに、

バルコニーでオペラハウスの向こうに沈む夕日を眺めながら

ジョンのこれまでの人生を振り返っていた。


ジョンは

「私はあんなに働くんじゃなかったよ、なんて愚かな馬鹿者だったんだ」

と後悔を口にしていました。


話をきいていくと、

ジョンは妻のマーガレットと5人の子供を育て上げた

子供たちが成人し、巣立っていくと

マーガレットはジョンに

「子供たちも出ていったし、お金も十分にある、だからもう仕事を引退してほしい」と言った

夫婦2人ともが健康で元気なうちに引退して、豊かな引退生活を送りたいと考えていたのだ。


でもジョンは「まだだ…お金が必要になるかもしれない、もっと働かないと」

マーガレットの願いを断り続け、15年の月日が経ちました。


マーガレットは寂しくて、第二の人生を2人で楽しみたいと、

彼女は長年、旅行のパンフレットを読んでは

ジョンに国内外のいろいろな場所に行きたいと提案していましたが、

ジョンはいまの仕事の地位に満足していたため

マーガレットの提案は実現することはありませんでした。


ある夜、マーガレットが泣きながら「もう引退してほしい」と必死にジョンに訴えました。

ジョンはこの時初めて、妻がこんなにも寂しい思いをしていたこと、

そして自分たちは歳をとったということを気付かされました。


これをきっかけに、ジョンはついに引退を決めました。


マーガレットは飛び跳ねてジョンに抱きつき喜びました

ジョンは「…ただ、いま進めている仕事のためにあと一年だけ待ってくれ」と付け加えました

マーガレットから笑顔は消えましたが、渋々了承してくれました

ジョンは15年も待ってくれたんだ、あと1年くらい大丈夫だろうと思っていたのです。


それでも引退が約束されたマーガレットは

長年の夢が現実的になってきたことが嬉しくて

引退後の計画を立てながら、ワクワクしながら旅行代理店に何度も電話をしていました

彼女は毎日がとても嬉しそうでした。


ある日、マーガレットの体調が悪くなりました

何日も嘔吐が続き、病院で検査することにー

検査結果を待つ1週間の間にもマーガレットはますます具合が悪くなっていきました。


マーガレットは余命いくばくもなかったのです。


マーガレットはジョンの引退予定日の3ヶ月前に亡くなりました。


人は将来の計画を立てることに時間をかけすぎてしまう

幸せはずっと先になってから手にすればいいと考えてしまう

明日があるかどうかもわからないのに。


ジョンは仕事を優先してマーガレットや家族に寂しい思いをさせてきたことを悔やんだ。


より良い暮らしを求めるために仕事を頑張ることは悪いことではないと思います

でも、上を求め続ければさらにその上を求めることになるし、

結果的にジョンのように自分が本当に大切にしているものを見失ってしまうかもしれません。


こういったことはバランスが大事なんだと考えさせられました。

思い切って自分の気持ちを伝えればよかった


97歳になるジョセフ

昔、第二次世界大戦で強制収容所に入れられ、

そこでとても苦しい経験をしてきました。


ジョセフは辛い過去を考えなくても済むように仕事にうちこみました

仕事を頑張ることで、自分や家族を守ろうとしたのです。


ジョセフは強制収容所での苦しい経験を家族にも友人にも話しませんでした

自分がしてきた辛い思いをわざわざ人に話したくなかったのです。


その代わりにジョセフは仕事を頑張り、

自分の過去を語らない代わりにお金の稼ぎ方や価値を教えました

ジョセフは辛い過去を忘れるために仕事にうちこんでいったことで

家族がお金に困ることはありませんでした。


ある日、息子の1人がジョセフのお見舞いに来ました

その息子はジョセフに会いたくて来たわけではありません

ジョセフのお金に興味があって会いに来たのです。


家族にとってのジョセフは

仕事やお金の話ばかりする人というイメージしかなかったのです。

ジョセフは余命数週間と伝えられた時にこう言います

「家族は私がどんな人間かを知らない、本当は知ってほしかったのに」

彼はそう言いながら大粒の涙を流しました。


ジョセフは亡くなるまで

自分の胸に秘めてきた苦しい過去や本当の自分をさらけだすことができませんでした。


家族や友人に自分の辛かった話を聞かせたくないという

ジョセフの優しさが彼自身を苦しめました。


自分が思っていることを言わない、言えない

周りに気を遣ってしまって臆病になってしまっていたりと

どんな理由でも自分の心に嘘をつきながら本心を出さないでいると

いつか絶対に後悔します。


たとえ誰かに嫌われたとしても、自分に嘘は絶対についてはいけません。

友人と連絡を取り続ければよかった


人生の最期を迎える患者には孤独な人がたくさんいます。


ブロニーが担当したドリスもそのひとりでした

ドリスの一人娘は、いまは日本に住み

ほとんど会う機会もありませんでした。


ドリスは死期が近づくにつれ、

自分自身を孤独に感じるようになっていきました。


ある日、ブロニーがドリスに明るく話しかけると

ドリスはボロボロと泣き出しました。


ブロニーは咄嗟にドリスを抱きしめると

ドリスも必死にブロニーにしがみつきました

ドリスの気持ちが落ち着いてから話を聞いてみると

「私はここで孤独が苦しくて死ぬのよ、

孤独は人を殺す、時々誰かに触れたくてたまらなくなるの」

ドリスは孤独の悲しみの中で苦しんでいました。


ドリスは続けて

「一番寂しいのは友達に会えないこと」

「もう亡くなった人もいれば、連絡が取れない人もいる」

「友達とはいつでも連絡が取れるなんてことはないのよ」

「時が流れて、いつの間にか私のことをわかってくれる人がいなくなってしまった」

寂しそうに言いました。


これを受けてブロニーは、ドリスの役に立ちたいと思い

「インターネットで昔の友達を捜してあげる」と申し出て

一生懸命ドリスの旧友を捜しました。


ドリスの友達は病に倒れた人や、すでに亡くなっている人もいましたが

ブロニーは必死に捜し続けました

その末、ドリスが親しかった最後の友人ロレーヌの連絡先を突き止めました。


幸いにもロレーヌは健在で電話もできたので

ブロニーからロレーヌに連絡して

ドリスが話したがっていると伝えると、ロレーヌはとても喜びました。


そしてドリスがロレーヌと電話で話をする番になると、

ドリスは顔をパッと輝かせた

ドリスの声は年老いていたし、ロレーヌの声も老いていましたが

電話の両側では2人とも若い娘に戻っていたのです。


それから2人はとめどないおしゃべりが始まる

ブロニーは幸せそうなドリスの邪魔にならないよう、手を振って部屋を出た

するとドリスは受話器を離し、ロレーヌにちょっと待っててと言うと

「ありがとう、ブロニー。ありがとう」と言いました。


その数日後、ドリスは笑顔とともに眠るように息を引き取りました。


最期の最後で人生を幸せにしてくれるのはお金でも名誉でもありません

人との繋がりや絆なんだと強く感じさせるエピソードでした。

もっと幸せを求めればよかった


ブロニーはローズマリーという女性を担当しました

ローズマリーは当時では珍しく、

女性で経営者として高い地位に就いた経験がありました。


彼女はもともと名家の出身

当時の社会が求めるような女性として従順な生き方をしたのですが

若くして結婚し、夫からのDVに苦しみます。


肉体的にも精神的にも虐待を受けボロボロだったローズマリーは離婚を決意します。


しかし、当時は離婚自体がスキャンダルで、良くないものとされていました

そのためローズマリーは名家である自分の家の評判を損なわないために

心を閉ざし、仕事に励み、どんどん成り上がっていきました。


周りの人に舐められないよう、考え方も頑なになっていきました

全ては家族に認めてもらうため、

男性優位だった時代を生き抜くためには必要だったのです。


そのせいか、

ローズマリーは人に対して威圧的な態度で相手を従わせるような性格になっていきました。


その性格はそのままヘルパーの扱いにも表れました

ヘルパーを次々に雇っては、気に入らなければクビにしていたのです。


ブロニーもそのヘルパーたちの1人として雇われたのですが、

粘り強く向き合っているうちに、

徐々に2人の壁が溶けていき

ローズマリーがブロニーに笑顔を見せることが増えていったのです。


突然、威圧的な態度ばかりとっていたローズマリーが

ブロニーに語りかけました

「私、もっと幸せに過ごせばよかった」

「なんて惨めな人生だったのだろう」

「私には幸せになる資格なんて無いと思っていたのよ」


ローズマリーはさらにこう続けます

「けどそんなことなない、それがわかったの。」

「今朝あなたと一緒に笑っていたら、

幸せを感じても罪悪感をもつ必要なんてなかったんだってわかったの」


ローズマリーはいまでも、

若い頃に離婚して自分の家の名前に泥を塗ってしまったことを後悔していました

そんな自分が幸せになる資格なんて無いと思っていたのです。


ブロニーとの交流を通じて

自分も幸せを感じてもいいんだと思えるようになっていきました。


でもローズマリーは

「幸せになりたいけど、どうしたらいいかわからない」と言います。


そこでブロニーは

「幸せなふりをすること」を提案しました

「1日の30分だけ、否定的なことを言わずに、笑顔を絶やさず素敵なことを言いましょう」と。


ローズマリーは幸せなふりをやり続けることで

私は幸せになってもいいんだと思えるようになり、

笑う回数ももっと増えていきました。


ローズマリーは人生の最期の数ヶ月を笑って幸せに過ごすことができました。


人は自分の心が深く傷ついてしまったときに

「これは仕方のないことなんだ」と言い聞かせて受け入れようとしてしまいます

自分に不幸のレッテルを貼ることでそれを正当化しようとします。


幸せになることに条件なんかありません

どんな人でもいつでも笑顔で幸せを感じていいんです。

まとめ


今回は”人がこの世を去るときに後悔する5つのこと”を紹介していきました。


参考にした本はコチラです

死ぬ瞬間の5つの後悔

 

まとめていきます

自分に正直な人生を生きればよかった

働きすぎなければよかった

思い切って自分の気持ちを伝えればよかった

友人と連絡を取り続ければよかった

もっと幸せを求めればよかった

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