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【要約】夢をかなえるゾウ/水野敬也 好きだからやる、やりたいからやる

あなたに夢はありますか?ハッキリとしたものでなくても構いません。

「いまの自分を変えたい」なんて漠然としたものでもいいでしょう。

決意したときだけはなんでもできそうな、自分なら人生を変えられそうな気になります。

でも結局その時だけの感情になってしまい、「どうせ変われない、変わらない」と三日坊主になることが多くないですか?

そういった人が日頃の行動から変わる「きっかけ」を教えてくれる有名な本を紹介します。

この本は「夢がまだ叶っていない人」や「夢がない人」に読んでもらいたい内容になっています。


ちなみに以前にも「習慣の作り方」についての本を紹介しましたが、
本書はビジネス本ではなく自己啓発系の小説なので、しっかりとしたストーリーがあるのでビジネス本が苦手な人にもおすすめです。

どんな本か



今回紹介する本は「夢をかなえるゾウ」です。

ベストセラーになり、昔ドラマにもなった有名な本ですね。

昨年には夢をかなえるゾウシリーズの4作品目が発売されて話題になりました。

今回はそのシリーズの第1作品目をご紹介します。

簡単にあらすじを紹介すると、
平凡なサラリーマンの前に突如現れた「神様」を名乗るクセの強い関西弁を話すガネーシャに、
毎日課題を出してもらい、それをこなしていく中で様々な学びを得て、自分の人生を変えていく物語です。



作者

水野敬也





ガネーシャは「成長したり、頑張ることは楽しい」ことを自覚することが大事だと言います。

人は「頑張らないといけない、もっと頑張って成長しなきゃ!」とどれだけ思ってもなかなか頑張れないものです。

頑張りたいのに、頑張れないのには理由があります。

そこには意志の強さなんかは関係ありません。

自分が「頑張らないといけない」と思うこと自体が楽しくないことだからです。

人は楽しいことや、やりたいことしかできません。

「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」など、さまざまな作品を生み出した手塚治虫さんは亡くなる直前の、入院しているベットの上でも漫画を描き続けていたそうです。

自身が死ぬ間際まで自分の仕事に一生懸命になれることはすごいことです、ですがそれはすごくないことでもあります。

世の中の人は、成功している人の仕事のやり方を聞くと「努力家だなー」と思うことがあるでしょう、そしてそれと同時に「自分にはとても真似できない」と思います。

最期まで描き続けた手塚治虫さんは努力家でしょうか?もちろんそういった面はあるとは思いますが、
もう命あとわずかな人が「努力しなきゃ」「頑張らなきゃ」と考えるでしょうか?

きっとそうはならないと思います。

それでも描くということは、単純に「やりたかったから」だからついつい描いていたのでしょう。





「やりたいからやっしまう」というのはすごいことでしょうか?

むしろ当たり前な、普通のことですよね。

でも人は自分が心の底からやりたいとは思っていないことや、嫌なことを無理やりやろうとします。

「もっと努力しなきゃ」「我慢して頑張らなきゃ」と言いながら、いつの間にか努力することが目的になっているんです。

本音ではやりたくないと思っていることが続くわけがないんです。


成功している人たちのストイックさは意志で自分を動かしているわけではありません。

「好きだから」「やりたいから」という気持ちが原動力になるのです。

ということはその状態になることは誰にでも可能なのです。





自分がその日に頑張れたことを思い出して、寝る前に「よくやった」とホメてください。

誰でも1日のうちに一つは頑張れていることがあります。

それを見つけてしっかりと自分をホメてあげてください。

そうやって頑張ったり、成長することが「楽しい」ことになります。

さいごに



本書ではガネーシャからの課題が30個近く出されていましたが、今回はその中から1つ「その日に頑張れた自分をホメる」について紹介させてもらいました。

やりたいからついついやってしまう、そりゃ好きならやってしまいますよね。

本音ではやりたくないことでも毎日自分がそれをホメることで好きになって、いつしかそれが自分にとって当たり前になってしまうかもしれませんね。

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