【禅の世界】リーダーの考え方は仏教にあった

2021年6月7日

リーダーに求められるスキルはたくさんあります。

今回は禅の教えを説いたリーダーの禅語から、
リーダーとしてのスキルを禅の世界、仏教にある言葉から学んでみようと思います。

 

それではいきましょう!

 

リーダーとしての風格

リーダーには周りから一目置かれるような風格が求められます。

存在感があり、威厳を周りに感じさせますが、
決して傲慢ではなく常に謙虚である必要もあります。

そういった「リーダーの風格」を持つための言葉が仏教にありました。

リーダーは中身で勝負する

形直影端

形直(かたちなお)ければ影端(かげただ)し

どのような分野でも、
達人といわれるような人の姿・所作は美しいものです。

「形直影端」とは
「美しい姿をしている人は、影まで美しい」という意味の禅語です。

これはリーダーにも言えること。

なにか後ろめたさを持って前屈みになっている人よりも
堂々とまっすぐ前を向いて、歩いている人は
立ち振る舞いなどの見た目だけでなく、
人間としての内面から満ち溢れる自信から
その人の美しさや、知性なんかを感じさせます。

そういった人になるために禅語にはこういった教えがあります。

前三三、後三三

(ぜんさんさん、ごさんさん)

三三というのは「いっぱい」という意味で
「前にもいっぱい、後にもいっぱい」という言葉です。

人間には計り知れないくらいたくさんの気づきがあり、
真理を見極める(悟りを開く)ことで何事にも前向きに進むことができるようになります。

つまり、
「豊富な知識や経験をもっと積み、それらを使いこなせば、どんなことにも対応できる、内側から輝くリーダーになれる」
という教えです。

どんなに忙しいリーダーでも、
主体性をもつことで、中身で勝負できるリーダーになることができます。

主体的に自分の時間を使う

汝被十二時使 老僧使得十二時

汝(なんじ)は十二時に使われ、老僧(ろうそう)は十二時を使い得たり

これは唐の趙州(じょうしゅう)禅師の言葉で
弟子との会話の中で生まれた言葉です。

弟子
1日24時間を有効に過ごすための心構えを教えてください

君は時間に追われ、使われている。
しかしワシは時間というものを自在に使いこなしている
趙州
つまり汝被十二時使 老僧使得十二時
趙州

漢字を見るとなんとなくその意味も伝わってきますよね。

ここでの「時間を使いこなす」というのは
自分が主体的に行動しているということです。

時間は、全ての人に等しく与えられています
そんな時間を忙しく過ごすリーダーには、
上手く調整して、時間を使い切り、
「時間の辻褄合わせ」ができるようになってもらいたいものです。

リーダーに必要な育成力

リーダには「人を育成する力」が求められます。

部下や、後輩を立派な一人前に
さらには仲間として、
ともに力を合わせて仕事ができるような
パートナーに育て上げるために「育成力」についての言葉を紹介します。

「あの人のようになりたい」と思われること

薫習

(くんじゅう)

「あの人のようになりたい」

もし、部下や後輩にそんなことを言ってもらえたらすごく嬉しいですよね。

そんな憧れの気持ちはリーダーのあなた以外の周りの人にも良い効果を与えます。

あなたを見習おうとする部下、後輩にも
「憧れの人の立ち振る舞いを真似る(学ぶ)」という行動を呼び起こします。

仕事の進め方や、問題解決のやり方、身だしなみや顔つき、持ち物などなど
憧れる相手が持つものの多くを真似て、あたかもその人のように立ち振る舞うようになります。

それは最初はただの真似事かもしれませんが、
少しずつ自然になっていき、身についていきます。

つまり、
リーダーは「部下が真似したくなるような人」になるように心がけなくてはいけません。

このことを禅語では「薫習」といいます。

そしてリーダーのあなた自身も他の誰かに薫習を受けることが大切です。

それはあなたの上司でもいいですし、他の会社の人でももちろんいいです
全く関係のない有名人にも、憧れのリーダー像を持ちやすいかと思います。

その人を真似ることで、
少しずつリーダーとしての資質が身についていくでしょう。

育て方は百人百様

対機説法

(たいきせっぽう)

これはお釈迦様が一番得意としていた教えです。

同じ一つの教えを説くにしても、
相手の年齢や、性別、人柄、考え方など
あらゆる部分で違いがあります。

それらを理解した上で相手にお話しすること
それが「対機説法」です。

これはリーダーとして仕事を教える立場にある人は
ぜひ身につけておきたいスキルです。

部下は「百人百様」です
リーダーの指導は全てにおいて、
その部下の性格に合った方法で変えていく必要があります。

こんな例えがあります
サーカスで動物に芸を仕込むとき、
調教師はその動物に芸を叩き込むわけではありません。

その動物をしっかりと見て
性格や運動能力を判断した上で
その子の個性が生きるような芸を極める訓練を始めます。

つまり、「芸ありきではなく、性格ありき」で育てているのです。

動物でそれだけの指導をしているのだから、人間も同様です
リーダーには部下のタイプを見極め、
それに合った指導法をとることが求められます。

まとめ
禅語はとても奥深く、学びやすい

今回は禅語から人を動かす、リーダーとしての考えについてお話ししました。

禅語だけを見ると漢字だらけで
そこからその意図を捉えるのはなかなか難しいですが
ちょっとわかってくると「なるほど…」とスッと入ってくるものがあります。

この記事で紹介したものはまだまだ序の口で、
参考にした”リーダーの禅語”には他にもまだたくさんの言葉が載っています。

ネットで調べてみても面白いのがたくさんあると思うので
ここで禅の言葉に興味が沸いたらぜひ調べてみてください。

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